「究極の釈尊観・蘇る多宝如来の真実」
目　次		自我偈随想元原稿 『久遠の本仏』東方出版発行 自我偈随想（１） 書評　中外日報昭和56.7.13所載 小野文�b上人 日高上人のライフワークとも言うべき「自我偈随想」です。 　上人の若い頃からの、宗教にとって一番大事な「本尊」を追求してきた集大成とも言うべき著作です。 　原文は下書き無しのあたかも自らの魂の遍歴のすえ辿り着いた信仰の証を鉄筆で刻み込むように書かれたガリ版刷りで、読む者をして毎回一気に書き上げるその気迫で圧倒せしめ、又長年考え続けたテーマに繰り返し読むたび毎に深い感動を与えてくれます。 　上人の生涯を改めて振り返ってみると「僧侶とは職業ではなく生き様である」ということを痛感します。 　昨今宗教が職業化・習俗化して葬式仏教となり、又制度化して既得権益を汲々と守る事に専念している硬直した既成教団を見るにつけ上人の生き様事態が私には輝いて見えます。　　　　　　　　　　　（行象　記）
第　１回	常住の浄土現前実在 　　　〇 我此土安穏の浄土 　　　〇 私が体験した常住の浄土 　　　〇 見仏・見土の条件 　　　〇 天の伎楽と曼陀羅華
第　２回	浄土の人々　ーその一ー 　　　〇即是道場
第　３回	浄土の人々　ーその二ー 　　　〇浄土における仏と大衆
第　４回	浄土の人々　ーその三ー　 　　 本化の菩薩と迹化の菩薩そして二乗声聞の衆 　　　〇空中会と虚空会 　　　〇虚空の二乗声聞と、大地の迹化の菩薩 　　　　　(一)　久遠の仏子 　　　　　(二)　胎蔵の仏子 　　　　　(三)　娑婆本土の仏子
第　５回	浄土の人々　ーその四ー 　　　 虚空に昇った三類の仏弟子 　　　〇虚空に昇った三類の仏弟子 　　　〇娑婆の教主としてのお釈迦さまと多宝如来
第　６回	浄土の人々　ーその五ー　 　 　　天上と地下と地上の浄土 　　　〇三界の構造
第　７回	浄土の人々　ーその六ー　 　 流転する三界の国土 　　　〇一土一仏 　　　〇三界の流転 　　　〇三界の中の各浄土の変移
第　８回	浄土の人々　ーその七ー　 　　 流転三界と常住の大漫荼羅佛国 　　　〇実在する方便の浄土 　　　〇虚空における多宝塔の位置 　　　○曼荼羅の原型 　　　〇須弥山と日蓮大聖人図顕の大漫荼羅
第　９回	浄土の人々　ーその八ー　 　 　大漫荼羅と本門の戒壇（一） 　　　〇本門の戒壇の構造 　　　〇大マンダラにおける仏界と九界の対面構造 　　　〇ピラミット型の大マンダラ戒壇
第１０回	浄土の人々　ーその九ー　 　 　大漫荼羅と本門の戒壇（二） 　　　〇日蓮大聖人以前の我が国におけるピラミット式戒壇
第１１回	浄土の人々　ーその十ー 　 　戒壇本尊としての一尊四士形体と一塔両尊四士形体 　　　〇ピラミッド式大マンダラ戒壇の最上壇における本尊形体
第１２回	浄土の人々　ーその十一ー 　 　二佛並座の儀相から一尊四士形体へ 　　　　　　　 　　　○日蓮大聖人の一尊四士本尊造立の密意
第１３回	浄土の人々　ーその十二ー 　　　 二佛並座の成立とその意義（前段） 　　　○二仏並座成立の素材 　　　　(一)　天譬喩 　　　　(二)　摩訶僧祇律、巻第三十三 　　　　(三)　弥沙塞部和醯五分律、巻第二十六
第１４回	浄土の人々　ーその十三ー 　　　 二佛並座の成立とその意義（後段） 　　　○西北インドに現存する二仏並座の石仏 　　　○地母神の神婚を母胎としたイエスの復活とマリヤ信仰 　　　○ヒンズー教における神婚思想
第１５回	浄土の人々　ーその十四ー 　　　 二佛並座の成立とその意義（むすび） 　　　○仏教における女神信仰 　　　○法華経における女神信仰 　　　○法華経に秘められた地母神の呪力 　　　○二仏並座と久遠の本仏お釈迦さま 　　　　(一)　五十小劫の沈黙 　　　　(二)　お釈迦さまの一仏乗の声による多宝塔の大地涌出 　　　　(三)　お釈迦さまの前生の菩薩行と過去仏 　　　　(四)　釈迦・多宝の二仏感応による一乗真実の証明 　　　　(五)　一尊四士本尊確立後における多宝如来と二仏並座
第１６回	佛舎利と久遠の本佛 　　　 特に「広供養舎利」について 　　　○法華経におけるストゥーパとチヤィティヤ 　　　○ストゥーパとチヤィティヤを開会した多宝塔 　　　○広供養舎利の真意
第１７回	本化の菩薩に付嘱された本佛の佛塔とその構造 ― 前段 　　　○本化の菩薩に対する経巻付嘱と仏塔建立の勅命 　　　○無量の過去仏によって予言されてきた一尊四士の久遠の仏塔
第１８回	本化の菩薩に付嘱された本佛の佛塔とその構造 ― 後段 　　　○霊山別付嘱と一秘即三秘の法門 　　　○久遠の仏塔構造
第１９回	見佛の要諦　ーその一ー 　　　　地涌の菩薩における題目受持の在り方 　　　○見仏と成仏 　　　○因行果徳の題目
第２０回	見佛の要諦　ーその二ー 　　　　地涌の菩薩における題目受持の在り方 　　　○日蓮大聖人と常不軽菩薩
第２１回	見佛の要諦　ーその三ー 　　　　地涌の菩薩における題目受持の在り方 　○日蓮大聖人における上行自覚行と常不軽菩薩の謗法滅罪行
第２２回	見佛の要諦　ーその四ー 　　　　地涌の菩薩における題目受持の在り方
第２３回	見佛の要諦　ーその五ー 　　　　地涌の菩薩における題目受持の在り方 　　　○龍女の成仏
第２４回	見佛の要諦　ーその六ー 　　　 地涌の菩薩における題目受持の在り方 　　　○京都の美術館にて 　　　○地涌の菩薩における題目受持の在り方
第２５回	如来毎自の大本願力　ーその一ー 　　　○毎自作是念の一念 　　　○過去仏以来の久遠の本願とその願力
第２６回	如来毎自の大本願力　ーその二ー 　　　○お釈迦さまの本因における久遠の本願とその願力
第２７回	如来毎自の大本願力　ーその三ー 　　　○契約と授記
第２８回	如来毎自の大本願力　ーその四ー 　　　○二乗の浄土における黄金の縄 　　　○仏陀の右手、施無畏の印
第２９回	如来毎自の大本願力　ーその五ー 　　　 特に五百億塵点劫来の因果について 　　　○三五の二法
第３０回	如来毎自の大本願力　ーその六ー 　　　 久遠劫来累積された巨大なる核エネルギーの如きもの 　　　○「古代エジプト展」をみて 　　　○八つの交道と、八葉の蓮華 　　　○二十五才のお釈迦さまと、百才の地涌の菩薩
第３１回	如来毎自の大本願力　ーその七ー 　　　　この無限にくりかえされる法華経説法 　　　○本仏の本願と迹仏の化導 　　　○法華経三世説法儀式の祖型
第３２回	如来毎自の大本願力　ーその八ー 　　　　法華経の「五種の妙行」の源泉について 　　　○花のいのち
第３３回	如来毎自の大本願力　ーその九ー 　　　　法華経の「五種の妙行」の源泉について 　　　○絶対受動の受持 　　　○経典成立以前における法華経伝承の呪力
第３４回	如来毎自の大本願力　ーその十ー 　　　　不滅の寿量佛界とその実現 　　　○本法三段の正宗分と流通分 　　　○一尊四士を核とする寿量世界と、塔中二仏並座を核とする大曼荼羅世界
第３５回	如来毎自の大本願力　ーその十一ー 　　一尊四士を核とする寿量仏界と塔中二仏並座を核とする大曼荼羅世界 　　　○大曼荼羅、本門に包摂された爾前と迹門 　　　○大曼荼羅の中の真実の浄土
第３６回	如来毎自の大本願力　ーその十二ー 　　　　如来使地涌の菩薩における久遠の自行と、末法萬年にわたる化他実践行 　　　○地下浄土における地涌の菩薩 　　　○末法娑婆世界における地涌の菩薩 　　　○五義の師