平成１３年 平成１４年 平成１５年 平成１６年 平成１７年３月 心の乾燥注意報
４月 悉是吾子
５月 宝の山
６月 様々な「いのち」
７月 来世に亘るお題目の縁
８月 合掌と拳（こぶし）
９月 真のスポーツマンシップ
１０月 失ったもの残ったもの
１１月 変化（へんげ）の人
１２月 「富士山」を目指す
合掌 晩秋の候、皆様お元気でお過ごしのことと存じます。
例年だと日本列島を紅葉が彩る美しい季節と言いたいところですが、今年は台風や長雨また地震により各地で崩れた岩や土砂が野山の錦をズタズタに寸断しています。
さて先月身延から帰る時のことです。前日から大雨で台風も接近していました。朝勤で無事に松戸まで着けるよう祈り下山しました。案の定52号線は通行止めでした。崖崩れで台風が過ぎてからじゃないと復旧のメドも付かないとのこと。
なんとかその日のうちに帰らなければならない旨を係の人に伝えると、もしかしたらということで迂回の道を教えてもらいました。くねくねと細い山道を心細い思いで走りました。途中三叉路で迷って辿り着いたところが「波木井城址」でした。
次回ゆっくりお参りしようと引き返しました。幹線道路に辿り着きしばらく走っていると車が四、五台止まっていました。降りてみるとナントその先で車が土砂とガードレールの間に挟まっていました。土砂でドアは開かないものの中の人は無事なようでした。
ハテどうやって帰っていいものやら考えあぐんでいると見ず知らずの人が「私の後をついてきなさい」とこれまた山道をクネクネと先導してくれました。おかげでなんとか無事に松戸に辿り着くことができました。当に変化の人でした。