平成１４年　ミニ便り
平成１３年　平成１４年　平成１５年　平成１６年　平成１７年
２月　人生最高のラブレター ３月　釈迦牟尼佛の衣におおわれる ４月　父母の年は知らざるべからず ５月　神々の成仏 ６月　「放生会の意義」 ７月　龍神ネットワークの中で ８月　罪 障 の 自 覚 ９月　『十王讃嘆鈔』に学ぶ １０月　祖父母の導き １１月　富士山巡り １２月　高円宮様を偲んで	人生最高のラブレター 合掌　早いものでもう二月も半ばを迎えようとしています。久しぶりのお便りとなりましたが。皆様方お元気でお過ごしのことと存じます。 　さて先日テレビで「人生最高のラブレター」というテーマで様々な「ラブレター」が紹介されていました。 　78歳まで病気知らずで研究一筋に専念してきた夫がはじめて入院してこれまでを振り返り、妻の支えがあったからこそ、と改めて書いた感謝の手紙や、ガン告知を受けた妻が夫へのバースデーカードを自分が死んだ後も読める様に、夫が寂しい思いをしない様に、と何年か分をワープロに書きためたという話が紹介されていました。 　最近「遺言」をテーマとした本が売れているそうです。「遺言」というと財産相続と一般的に受けとられがちが、そうではなく生前言えなかった感謝の気持ちや自分が死んだ後の家族へのメッセージを書いておくのだそうです。 　健康で元気なうちはピンと来ないでしょうが、『先ず臨終の事を習うて後に他事を習うべし。』とは我が日蓮聖人の教え。『遺言』を人生の終わりから過去を振り返るのでなく、これからの将来より良い人間関係を築き上げ、充実した生活を送るためと考えては如何なものでしょうか。 　最後に一言。『人類最高のラブレター』と言えば、お釈迦さまから私達へ与えられた『法華経』です。