平成１３年　ミニ便り
平成１３年　平成１４年　平成１５年　平成１６年　平成１７年
２月　現代の捨身施　 ３月　人生の達人 ４月　「紙銭」に思う ５月　「いのち」の相続 ６月　僧侶とは生き様 ７月　つながっている安らぎ ８月　イジメ裁判に思う ９月　一眼の亀と浮木 １０月　同時テロ １１月　六根清浄 １２月　故郷パワー	同時テロ 　合掌　日増しに秋も深まってまいりました。皆様お元気のことと存じます。 　さて、まもなくアメリカでの同時テロが起きて一ヶ月になろうとしております。ショックでした。過去に様々な大事件が起きましたが、今回の「とてつもない出来事」ほど私にとりまして衝撃的だったことはありません。 　今まで生きてきて築きあげた思考の枠組みを根本的に考え直さなければならないと思いました。今回の出来事に関する情報や論説をテレビ新聞雑誌インターネットを通じて可能な限り収集して自分なりにどう捉えていいのか目下思案中でありますが、これだけは言えると思います。如何なる言い分があってもテロという卑劣な手段は絶対許されるべきではない。 　又今回の件は宗教のレベルで考えるのではなくあくまでも、被害やその犯人たちの組織資金面に於いても国際的な大規模な犯罪と捉えるべきだと思います。間違っても「文明の衝突」「イスラム教のユダヤ教・キリスト教とのジハード（聖戦）」と言う文脈で捉えてはならないと思います。 　そうなるとテロリストたちの思うつぼです。日本の役割の一つとして否が応でも自衛隊が戦場に引っ張り出される状況です。よくよく慎重にやらなければならないと思います。当分目が離せません。考えなければならないことが山積しています。