平成１４年　ミニ便り
平成１３年　平成１４年　平成１５年　平成１６年　平成１７年
２月　人生最高のラブレター ３月　釈迦牟尼佛の衣におおわれる ４月　父母の年は知らざるべからず ５月　神々の成仏 ６月　「放生会の意義」 ７月　龍神ネットワークの中で ８月　罪 障 の 自 覚 ９月　『十王讃嘆鈔』に学ぶ １０月　祖父母の導き １１月　富士山巡り １２月　高円宮様を偲んで	神々の成仏 合掌　風薫るさわやかな季節となりました。早いもので、もう五月です。 　五月といえば昔から正月九月と共に「正五九」と言い、忌むべき月として特に神仏に参詣した月、と言われています。それに因んで当道場では五月の「懺悔の日」には、神様へのお詫びの供養をしています。 　私達の先祖や過去世で行った神様への様々な不敬をお詫びします。自分の過去世や先祖がそのようなことをしているとはなかなか思われませんが、日本は古来八百万の神様のいらっしゃるところ。神様とのかかわり無しでは生きてこられ無かったのではないでしょか。 　法華経に巡り会えるまで様々な神を拝んできたはずです。そしてその間知らず知らずにせよ故意にせよ神様たちに失礼なことをしてきたはずです。 　人間の歴史は神々の歴史でもあります。人間の戦いは神々の戦いでした。戦いに勝った神は残り、負けた神は抹殺されました。また時代をうまく乗り切るため変身し他の神と習合してしたたかに生き延びてきた神々もいます。 　法華経は神をも救う経典です。私達の懺悔をとおして広く虐げられ抹殺された神の成仏を祈り、私達の「家の歴史」から「国の歴史」に思いをはせ、広く国土の成仏を祈ることは大事なことです。神々の世界が乱れることによって人間の世界が乱れるからです。